大学公館
短大では2年次に卒業研究ゼミという活動があります。
情報系のゼミでは、CADと3Dプリンタを使って、学内の歴史的建物の模型作りに取り組んでいます。その一環で、キャンパスから徒歩10分ほどのところにある大学公館を見学してきました。
大学公館は、今は使われていませんが、もともと陸軍師団司令長官の官舎として建てられたもの。一時期は愛知大学の公館としても使用されていました。大きな窓や高い天井の洋館部分は公務に、いくつもある和室は長官や学長の私邸として使われていたらしいです。
特別に内部を見せていただいた総務課の職員さんによると、使われていなくとても雨漏りや小動物が入り込んだり、雑草を刈ったりと管理は大変なのだそうです。
歴史的な建造物を残していくのは大変ですね。デジタルの技術で、その存在だけでも伝えられたらと、模型作りに挑戦です。当面は外観だけですが、年内に間に合うか、学生たちの奮闘が期待されます。